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FP3級技能検定を受検しました。

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9月9日に実施された、日本FP協会主催の「ファイナンシャル・プランニング技能検定」を受検してきました。

試験の概要などは日本FP協会のHPをご参照ください。

自己採点の結果は、学科が57問正解/60問中、実技が19問正解/20問中でした。

可愛げのない感想ですが(笑)正直満点を目指して勉強していたので、まあまあの出来だと思っています。
と言うのも、今回を逃したら次回は来年1月となり出産直後の試験となってしまうため、何が何でも一発合格したくて2か月前から毎日勉強していたので。
3級に関しては合格率が50~80%台とかなり高く(詳細はググってください。すみません)、ネット上では「2週間前から勉強すれば余裕で受かる」なんて言われていますから、逆にこれだけ備えて受からなかったら泣きたいくらいです。

そういう意味で、想定通りの結果となりそうでよかったなという感想です。

これからの受検を考えている方はすでに色々情報収集されていると思うので、私が受検を思い立った頃に知りたかったことについて個人的な意見を記録しておきます。

・受検のきっかけ

今年7月、Twitterでこちらのツイートを見て。



当時はつわり真っ只中で家事もろくにできず時間を持て余していたため、暗記系の勉強なら横になりながらでも出来るかな?と思ったので。
実際にテキストを買ってみたら、分厚くて重くて、とても横になりながらなんて出来ませんでしたが(笑)

・使用したテキスト、問題集など

上記の関連ツイートでもおすすめされていたテキストと問題集を購入しました。


以前、過去2回不合格を経験した簿記2級検定で、同シリーズのテキストと問題集を使ってみたところ3度目の正直で合格した経験があったので、自分には相性のよいシリーズだと信じて今回も使うことにしました。
でも正直、FP3級に関しては、合格だけを目指すならここまで網羅型のテキストでなくてもよいと思います。
とにかく分厚くて、想像していたより覚えなきゃいけないことが多い(と思わされる)ので大変でした。
実際の試験で出題される内容はほとんどパターン化されているので、もっとシンプルに要点をまとめた薄いテキストのほうが「効率よく合格する」ためには合理的だと思います。
とは言え私の場合は、近所の書店が最近相次いで閉店し、実店舗で他のテキストと見比べることができなかったのでおすすめはありません(笑)

問題集に関しては、全て過去問からの出題なので(一部改題もありますが)、本試験と完全に同等レベルの問題が解けるのでよかったです。

あとは協会のHPからダウンロードできる過去問をやれば十分かなと思ったので、予想問題集などは一切手を出しませんでした。

・勉強のペース、勉強方法

集中力が続くタイプではないので、時間があっても1日平均2時間ほどが限度でした。
それでも2ヶ月間ほぼ毎日勉強していたので、計60時間は費やしました。
最初の1ヶ月間は丸々テキストを読んで覚える時間。
暗記は「書いて覚える派」だったのですが、覚えることばかりで手が追いつかないので「音読して覚える派」になりました。
音読は音読で疲れますが、書くよりは早く進みます。
黙読は私には無理でした。
すぐに意識が別のことに向かってしまうので。
テキストを一通り学習したら、問題集をやり、間違えた内容をノートにまとめ繰り返し解きました。
最後の2週間で、過去問をHPからダウンロードできる分だけやりました。

・金財と日本FP協会、どちらが合格しやすいか

これ!自分が受検前に一番知りたかったこと(笑)

ネットでは「日本FP協会のほうが合格率が高い」とか「日本FP協会は意識高い人が受けてるだけで難易度は金財と変わらない」とか諸説言われていますが、上記の問題集は両方の過去問から出題されていたので、いくつか問題を解いてみてから決めることにしました。
結果、私にとっては日本FP協会の問題のほうが簡単に思えたのでそちらを選びました。
「日本FP協会のほうが受検者数が少ないため開催場所が限られ、自宅から離れた会場で受けることになる可能性がある」という話もどこかで読んだのですが、運がよかったのか、私は無事に市内の会場で受けることができました。

・受検してみての雑感

一番感じているのは、「合格と理解は違う」ということ。
当初は「受検のためだけの丸暗記は嫌だから、しっかり理解しながら覚えられる説明の詳しいテキストを買おう」と意気込んでいたのですが、範囲は浅く広いものの覚えることが膨大なので、結局は「全部は理解出来なくても、とにかく覚えるしかない」という勉強パターンになってしまいました。
まあ、検定や資格試験の勉強って大体そんなものかもしれませんが(笑)

だから、今回は高得点が取れ、一見FP3級の内容は制覇したように見えますが、覚えたことを他人に分かりやすく説明できるか?と聞かれれば、決してそんなに理解は出来ていません。
それでも、少なくとも勉強する以前よりは、世の中にはこんな制度が存在するんだ、いずれ利用する時が来るだろうな、というレベルの知識はたくさん身についたと思います。
実際制度を利用することになったら、その都度詳しい最新情報を検索するなりして知識を補うことは不可欠ですが。

それ以上に私にとっては、仕事も辞め、つわりで家事もろくに出来ず自己肯定感がダダ下がりの中、受検という一つの目標を持って日々を過ごすこと出来た、そのこと自体に意義があったと思います。
なんだか綺麗事っぽいですが…。

そして、そこで得た知識が今後のライフイベントにもそれなりに役立ちそうであることが、数ある検定の中でもFP3級を選び勉強してよかったと思う所以です。