本気で不眠に悩んでいる方へ。『ベッドにいてはいけない』に学ぶ認知行動療法【2】
前回の記事の続きです。
本を読んでみて思ったのは、「やっぱり、ここまで本気で、覚悟を持ってやらなければいけないんだ…」ということでした。
認知行動療法では自分の思考や行動を観察し記録していくことが重要になりますが、自分の不眠を振り返り、どれだけ日々眠れていないのかを直視し続けるのはなかなかに辛いこと。
ある意味、レコーディングダイエットに近いなと思いました。
頑張れなかった日も、何をどう頑張れなかったのか、ありのままに記録しなければならないから。
ましてやそれが不眠についてとなると、どう頑張っても眠れない時は眠れないし(苦笑)
それでも、出来たこと・出来なかったことをありのままに記録していくことにより、自分の睡眠の傾向が見えてくる。
そこから、何をどう改善していけばいいのか、それぞれの人に合ったやり方が見えてくる。
当たり前ですが、「これさえすれば簡単に眠れる」なんて都合のいい方法は無いのだと、読みながらつくづく感じました。
私も早速スマホに睡眠記録アプリをインストールし、10日ほど前から日々の睡眠を記録し始めました。
睡眠を記録できるアプリは色々ありますが、私はNECがリリースしている『睡眠日誌』を利用しています。
睡眠日誌 | NECソリューションイノベータ 世界を変えに行こう。Innovation Laboratories
毎朝、起きたら前日~当日の睡眠についてフォーマットに記録していくだけで、日々の睡眠効率が数値化され、睡眠記録がグラフ化されるので、手書きで記録するより遥かに便利です。
アプリによっては、枕元に置いておくだけで自動で睡眠状態を記録してくれるハイテクなものもあるようですが、試しにインストールしてみたところ、ハイテクすぎて私には難しそうだったのでやめました(笑)
こういった自動記録アプリは正確性に欠けることもあり、著者の土井さんも必ず自分の記憶と照らし合わせて睡眠日誌をつけることを推奨されています。
また、本の中で書かれている睡眠改善法(のごく一部)の
・眠くなるまでベッドに入らない
・起床2時間以内に朝日を30分以上浴びる
・なるべく仮眠をしない
も極力実行するようにしています。
…が、最近ずっと天気が悪く朝日を感じられない日が続いたり、日中どうしても眠くなって昼寝をしてしまったり、まだなかなか上手くリズムが掴めていません。
長年をかけて染みついた体内サイクルがそう簡単に変わるはずがないですよね。
でも、大切なのは短期的な結果に一喜一憂するのではなく、長期的な視点を持って諦めずに続けていくこと。
そう信じて、土井さんのように根気よく睡眠改善に取り組んでいきたいと思っています。