箸置きを使う生活
最近、晩御飯の時に箸置きを使うようになりました。
我が家の箸置きたち。
犬の形をしているほうは、ナイフやフォークも置けます。
今までは来客時や気が向いた時に使う程度で、面倒くさい時は使わずに渡し箸をしてしまって済ませていました。
洗い物を一つでも減らしたい、とも思っていましたし。
気が変わったのは、少し前に義実家で義母の手料理を頂いてから。
義母はとても料理上手で、何を頂いても美味しく、その度にいつも「私ももっと美味しく作れるようになりたい」と私の料理へのモチベーションを向上させてくれます。
箸置きも毎回用意してくれますが、前回の食事の時になんとなく「あ、やっぱりまずはちゃんと箸置きを使おう」と思ったんですよね。
気が向いた時だけじゃなくて、毎日の習慣にしようと。
料理の味はすぐには真似できなくても、まずは形から入ろうと(笑)
とは言え、朝や昼は一人で適当に納豆ご飯やトーストで済ませてしまうことが多いので、まずは一応ちゃんと自炊している夜のみ配膳することにしました。
そうして使い始めたら、これがなかなか良いのです。
まず、ちゃんとした食事を摂っている気分になる(笑)
簡単な料理でもきちんと作った感を醸し出せる気がします。
完全に自己満足ですが。
そして、落ち着いて食事が出来るので、早食い防止になる。
この効果は結構あると思います。
渡し箸って動作が楽だからついしてしまいがちですが、食事中、一度箸置きに箸を置くと、そこで一旦冷静に「もう少し胃が落ち着いてからまた食べよう」と思えるんですよね。
そもそも渡し箸はマナー違反なわけで、私の中で箸置きはマナーを守るための物という認識だったのですが、実はきちんと本来の「箸休め」としての目的を果たすために存在している物だったのだ、とあらためて気づきました。
ちゃんと食事をした感+実際にゆっくり味わって食べることによって、同じ量・同じ内容の食事でも、満足度が変わります。
少なくとも、それまで私自身にありがちだった「せっかく時間をかけて作ったのに適当にかきこんでしまった罪悪感」は解消されました。
あと、渡し箸をしているとうっかり食器から箸が落ちてテーブルが汚れてイラッとする、という事も無くなりましたし。
たまに箸置きから落ちることはあるけど(笑)
そんなわけで、個人的にはなかなか気に入っている箸置きを使う生活。
洗い物が増えると言っても、食器一枚洗うよりも断然楽だし、今後も継続していきたいと思っています。